
東南アジアって、ジャングルに海、山に火山に田んぼまで…とにかく自然がめちゃくちゃバラエティ豊か!どこに行っても「自然の迫力」が全身で感じられる地域なんです。結論からいってしまえば、東南アジアの自然環境は「赤道直下の気候・プレート境界の地形・豊富な水系」が組み合わさってできた超ダイナミックなものなんです。この記事では、そんな自然と地形の特徴をざっくりと整理していきます!
まずはこの地域の自然の“ベース”となる環境から。東南アジアは基本的に熱帯モンスーン気候や熱帯雨林気候に覆われていて、生き物も植物もすごく豊かなんです。
インドネシア、マレーシア、パプアニューギニアなどには、地球上でも指折りの多様な熱帯雨林が存在します。オランウータン、ラフレシア、スマトラタイガーなど固有種も多数!
年中暑くて、年間2000mm以上の雨が降る地域も珍しくありません。雨が多いおかげで農業も水資源も豊かですが、洪水や地滑りなどのリスクもつきものです。
地形的な最大の特徴は、なんといっても島の多さ!この地域の地図を見ると、点々とした島々がびっしり並んでいるのがわかります。
インドネシアには約1万7千島、フィリピンには約7千島と言われており、島の規模も気候もバラバラ。人が住んでいない無人島も多数あります。
船移動や漁業中心の生活、島ごとの言語・文化の違いなど、「島ならでは」の暮らしが色濃く残っているのもこの地域の魅力です。
東南アジアはプレートの境界に位置していて、火山活動や地震がとても活発です。自然の恵みと脅威が表裏一体なのが、この地域の特徴。
インドネシアには130以上の活火山があり、火山灰が堆積して農業に適した肥沃な土壌が広がっています。その反面、噴火や地震災害も頻発しています。
2004年のスマトラ沖地震で発生した津波は、インドネシアを中心に多くの被害を出しました。海に囲まれている分、津波や高潮への備えがとても重要な地域でもあります。
東南アジアはメコン川、チャオプラヤ川、エーヤワディー川など、大きな川が多数流れているのも特徴の一つ。これが農業や人々の暮らしに大きな影響を与えてきました。
多くの大都市(バンコク、ホーチミン、ヤンゴンなど)は川のほとりに築かれ、水上マーケットや舟運など、川を軸にした経済と文化が発達しています。
メコンデルタやチャオプラヤデルタなどは稲作に最適な湿地帯で、ベトナムやタイの食料生産の中心地になっています。反面、水害リスクとも常に向き合っている地域です。
東南アジアの自然と地形は、「熱帯の恵み」と「地殻の動き」がぶつかり合ってできたダイナミックな世界なんです。雨と森と火山と川があって、それぞれの国や地域がその自然とどう向き合って暮らしてきたのか。そこに目を向けると、この地域の奥深さがますます面白く感じられますよ。